Dec 18, 2025
Yukako W.
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Dockerは、軽量かつ移植性の高いコンテナを使ってアプリケーションのデプロイを自動化できる強力なプラットフォームです。LinuxサーバーにDockerを導入することで、開発ワークフローを大幅に効率化できます。
このガイドでは、DockerをHostingerのVPSテンプレートを使う方法と手動でインストールする方法の両方を紹介します。読み終えるころには、プロジェクトで活用できるDockerの環境が完成しているはずです。
Dockerのインストールステップに進む前に、お使いのUbuntu環境が以下の前提条件を満たしていることを確認してください:
Dockerとは何かをおさらいしたい方は、こちらの記事をご覧ください。Dockerの仕組みや構成要素についてわかりやすく解説しています。
Hostingerの事前構成済みテンプレートを使えば、Ubuntu VPSにDockerを簡単にセットアップできます。VPSプランとDockerホスティングプランのどちらにも対応しており、必要なコンポーネントがすべて揃った状態でDockerを正しくインストールできるため、時間の節約にもなります。
HostingerのVPSテンプレートを使ってDockerをインストールするには、以下のステップを実行します:

これで完了です。VPSにDockerがインストールされ、アプリケーションのデプロイ準備が整いました。

自分の手で環境を構築したい方のために、ここではUbuntu 24.04ディストリビューションへのDockerの手動インストール方法をステップごとに解説します。
Dockerのインストールを始める前に、システムが最新の状態であり、必要なパッケージがすべてインストールされていることを確認しましょう。以下のステップに従ってください。
ssh username@your_server_ip
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt install apt-transport-https ca-certificates curl software-properties-common -y
Dockerパッケージの正当性とセキュリティを確保するために、Dockerの公式GPGキーを追加し、Dockerリポジトリを設定する必要があります。以下のステップに従ってください。
curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg
echo "deb [arch=amd64 signed-by=/usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu $(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
sudo apt update
必要なリポジトリの設定が完了したら、Dockerのインストールに進みましょう。以下のステップに従ってください:
apt-cache policy docker-ce
docker-ce:
Installed: (none)
Candidate: 5:26.1.3-1~ubuntu.24.04~noble
Version table:
5:26.1.3-1~ubuntu.24.04~noble 500
500 https://download.docker.com/linux/ubuntu noble/stable amd64 Packages
5:26.1.2-1~ubuntu.24.04~noble 500
500 https://download.docker.com/linux/ubuntu noble/stable amd64 Packages
5:26.1.1-1~ubuntu.24.04~noble 500
500 https://download.docker.com/linux/ubuntu noble/stable amd64 Packages
…
sudo apt install docker-ce docker-ce-cli containerd.io -y
sudo systemctl enable docker
Dockerのインストール後は、正しくインストールされているか、そしてDockerが正常に動作しているかを確認することが重要です。以下のステップで確認しましょう:
docker --version
Docker version 26.1.3, build b72abbb
sudo systemctl status docker
● docker.service - Docker Application Container Engine
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/docker.service; enabled; preset: enabled)
Active: active (running) since Wed 2024-05-22 06:12:32 UTC; 39s ago
TriggeredBy: ● docker.socket
Docs: https://docs.docker.com
Main PID: 3717 (dockerd)
Tasks: 9
Memory: 29.4M (peak: 29.8M)
CPU: 334ms
CGroup: /system.slice/docker.service
└─3717 /usr/bin/dockerd -H fd:// --containerd=/run/containerd/containerd.sock
デフォルトでは、Dockerのコマンドはrootユーザーまたはsudo権限を持つユーザーのみが実行できます。これはやや不便であり、セキュリティ上の懸念が生じることもあります。非rootユーザーでDockerコマンドを実行しようとすると、次のようなエラーが表示される場合があります:
docker: Cannot connect to the Docker daemon at unix:///var/run/docker.sock. Is the docker daemon running?.
しかし、sudoなしでDockerを実行できるように設定しておくと、より簡単かつスムーズに操作できるためおすすめです。以下のステップに従って設定しましょう:
sudo groupadd docker
sudo adduser new_user
sudo usermod -aG docker new_user
su – new_user
groups
new_user users docker
docker run hello-world
Unable to find image 'hello-world:latest' locally
latest: Pulling from library/hello-world
c1ec31eb5944: Pull complete
Digest: sha256:266b191e926f65542fa8daaec01a192c4d292bff79426f47300a046e1bc576fd
Status: Downloaded newer image for hello-world:latest
Hello from Docker!
This message shows that your installation appears to be working correctly.
これで、コマンドを使ってUbuntu VPSへのDockerの手動セットアップが完了しました。
Dockerのインストール中に問題が発生することがあります。ここでは、よくあるトラブルとその対処法を紹介します。
Dockerデーモンが起動していない
Dockerデーモンが起動していないというエラーメッセージが表示された場合、サービスが有効になっていない可能性があります。次のコマンドでDockerサービスを起動してください:
sudo systemctl start docker
次のコマンドでDockerデーモンのステータスを確認できます:
sudo systemctl status docker
Dockerデーモンに接続できない
「Cannot connect to the Docker daemon at unix:///var/run/docker.sock」というエラーが表示された場合、通常はDockerサービスが起動していないか、権限の問題が原因です。
まず、以下のコマンドでDockerサービスが起動しているかを確認してください:
sudo systemctl start docker
次に、現在のユーザーがdockerグループに属しているかを確認します:
groups
リポジトリからのインストール時の問題
DockerのAPTリポジトリ追加やパッケージのインストール時に問題が発生する場合は、リポジトリの設定に誤りがある可能性があります。
以下のコマンドを実行して、公式リポジトリが正しく追加されており、パッケージリストが更新されていることを確認してください:
sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu $(lsb_release -cs) stable"
sudo apt update
実行中のコンテナが反応しない
実行中のコンテナが反応しなかったり、予期しない動作をしている場合は、コンテナのログを確認して原因を特定しましょう。以下のコマンドを使用します:
docker logs container_id
また、HostingerのVPSをご利用の場合は、Kodee AIアシスタントを使ってコンテナのログを確認することもできます。例えば、次のように尋ねてみてください:
「[container_name] コンテナのログを確認してもらえますか?」

必要に応じて、以下のコマンドでコンテナを再起動します:
docker restart container_id
ファイアウォールとネットワーク設定
Dockerが正常に動作しない原因として、ファイアウォールの設定やネットワーク構成が必要なポートをブロックしている場合があります。Dockerのデフォルトポートへの通信が許可されていることを確認しましょう。必要に応じて、ファイアウォールのルールを確認し、例外を追加してください。
例えば、UFW(Uncomplicated Firewall)を使用している場合は、次のコマンドでDockerの通信を許可できます。
sudo ufw allow 2375/tcp
sudo ufw allow 2376/tcp
sudo ufw allow 2377/tcp
sudo ufw allow 7946/tcp
sudo ufw allow 7946/udp
sudo ufw allow 4789/udp
また、Dockerがイメージのダウンロードやその他の操作を行うために外部サーバーと通信できるよう、ネットワーク設定も確認しておきましょう。
Kodeeにファイアウォールの新しいルールを設定してもらうこともできます。例えば、次のように依頼してください:「ポート2375、2376、2377、7946 TCPおよび7946、4789 UDPをすべてのIPアドレスに対して開放するファイアウォールルールを設定してもらえますか?」
Dockerのインストールが完了したら、新しく利用を始めるユーザーは、いくつかの基本的なコマンドや操作に慣れておくと便利です。このセクションでは、Dockerのインストール後に行っておきたい設定や活用のヒントを紹介します。
基本的なDockerコマンド
Dockerを使い始めるには、まずいくつかの基本的なコマンドを覚えておくと便利です。Dockerを使い始めたばかりの方は、まず次のような基本コマンドに慣れておくと安心です:
docker images
docker search image_name
docker pull image_name
Dockerコンテナの実行と管理
コンテナの実行と管理は、Dockerを扱う上での中心的な作業です。以下のガイドでは、その基本的な操作方法を紹介します:
docker run -d --name container_name image_name
docker start container_id_or_name
docker stop container_id_or_name
docker ps
Dockerイメージの操作
Dockerイメージはコンテナの基盤となる重要な要素です。以下に、イメージの基本的な操作方法を紹介します:
docker build -t image_name .
docker tag source_image_name target_image_name:tag
docker login
docker tag image_name dockerhub_username/image_name:tag
docker push dockerhub_username/image_name:tag
使われていないDockerコンポーネントの削除
環境をクリーンかつ効率的に保つためには、不要になったDockerコンポーネントを定期的に削除することが重要です。以下のコマンドで対応できます:
docker image prune
docker container prune
docker volume prune
docker network prune
Docker Composeの利用
Docker Composeは、複数のコンテナで構成されるアプリケーションを管理するための強力なツールです。以下は基本的なコマンドです:
docker-compose up -d
このコマンドを実行すると、docker-compose.ymlファイルで定義されたサービスがデタッチドモードで起動します。
このDockerチュートリアルでは、HostingerのVPSテンプレートを使う方法と手動で行う方法の両方で、UbuntuにDockerをインストールするステップをご紹介しました。あわせて、インストールの確認方法や、よくある問題への対処方法についても解説しました。
さらに、基本的なDockerコマンドの習得や、コンテナ・イメージの管理、不要なコンポーネントのクリーンアップも大切です。本記事のステップに沿って進めれば、アプリケーションを展開するためのDocker環境を効率的に構築・運用できます。
このセクションでは、UbuntuへのDockerインストールに関してよくある質問にお答えします。
UbuntuにDockerをインストールした後は、利便性のためにDockerをsudoなしで実行できるよう設定することをおすすめします。さらに、Dockerの通信が許可されるようにファイアウォールの設定を確認し、外部リソースへスムーズにアクセスできるようネットワーク構成も必要に応じて調整しておきましょう。
現在、DockerはUbuntu 20.04、22.04、24.04へのインストールに対応しています。安定性を重視する場合は、長期サポート(LTS)版の使用をおすすめします。また、最新の対応状況についてはDockerの公式ドキュメントで常に確認するようにしましょう。
UbuntuにDockerが正しくインストールされているかを確認するには、docker –versionを実行してインストールされたバージョンを確認し、sudo systemctl status dockerを実行してDockerサービスがアクティブで正常に動作しているかを確認します。
はい、ユーザーをdockerグループに追加することで、root権限なしでDockerを実行できます。まずroot権限でsudo usermod -aG docker your_usernameを実行し、su –your_usernameでそのユーザーに切り替えてください。
本サイトのチュートリアルコンテンツは、 Hostingerの編集方針と価値観に基づき作成されています。